GarageBand iOSでスウィングしたリズムを作る方法!
こんにちは。コメ太郎です。
この記事では、GarageBand iOSで、曲をスイングさせる方法についてご紹介したいと思います。
スイングとは?
簡単にいうと、ハネのあるリズムのことです。
もう少し具体的に言うと、最初の音を長く、次の音を短くするリズムです。
では、通常のリズム(ストレート)と、そのリズムをスイングさせたリズムはこちらです。
通常のリズム(ストレート) 8ビート
ハネたリズム(スイング) 8ビート
お判りでしょうか?バスドラムの「ドド」というリズムが、「ドッド」という感じで、最初を長く、次を短くした感じになったでしょ?
リズムを音楽記号で表記するとこうなります。
1拍を3等分し、そのうちの前半2つと後半の1つにリズムを分けた形です。
スイングのリズムはこのパターンだけではないですが、この1拍3連符というのが基本となることが多いかと思います。
スイングの作り方
それでは、具体的に、どのようにして作るのかをご紹介していきたいと思います。
今回は、「クオンタイズ」機能を活用したものと、「DRUMMER」に搭載されている機能を活用したものの2パターンで作っていきます。
「クオンタイズ」機能を活用した方法
ドラムのリージョンを立ち上げる
「DRUMS」を開き、RECボタンから8ビートで打ち込みましょう。
先ほどのこのリズムです。
ずれてても編集可能ですのでとりあえず。
ちなみに
「DRUMS」では、一音も録音していない状態では、リージョンを立ち上げることができません。まずは、なんでもいいので録音した家で修正するといった形ですね!
編集画面を立ち上げるとこのようなリズムになっているかと思います。
もし、ズレている場合は、左上の編集ボタンより編集してください。
トラックにクオンタイズを掛ける
続いて、先ほど作ったドラムトラックにクオンタイズを掛けていきます。
クオンタイズとは、打ち込んだリズムのズレを、自動で適切な位置に補正してくれる機能です。
右上の歯車マークをタップし、
トラックコントロール→トラック設定→クオンタイズ
と進んでください。
すると、クオンタイズの設定タブにスウィングがあるかと思います。
今回は、このスイングの中の「1/8-スウィング(ヘビー)」を選択してみましょう。
再度ドラムの編集ページを開いてみると、ちょっとわかりづらいですが、3つ目と6つ目のバスドラムの位置が変わっているはずです。
再生してみると、ハネのあるスイングにリズムが変わっていることが分かります。
「DRUMMER」に搭載されている機能を活用した方法
続いて、もう一つ。
自動でドラムを演奏してくれる「DRUMMER」でも、スイングをかけてみたいと思います。
「DRUMMER」を開いて再生してみましょう。
通常はスウィングのされていない「ストレート」なリズムで演奏されていると思います。
この状態で、左下の「スウィングなし」をタップしてください。
するとこの画面から、先ほどのように「スウィング」のかかり具合を設定することができます。
先ほどと同様に「1/8-スウィング(ヘビー)」を選択してみましょう。
同様の「スウィング」のかかり具合でリズムが変わったと思います。
スイングのかかり具合については、(ライト)より(ヘビー)の方が、より最初の音が長く後ろの音が短くなり、スイング感が強く出ます。
スウィングさせた後に修正することはできる?
「DRUMMER」の場合
自動演奏がメインのため、GarageBand iOSでは細かな修正ができません。
「DRUMS」の場合
編集モードで細かくパーカッションのタイミングやベロシテシィなどを修正することができます。
しかし、編集する際に3連符に対応したグリッドがないため、編集の都度、クオンタイズを掛けなおしたりと少々面倒なところがあります。
まとめ
GarageBand iOSでスウィングした曲を作る際は、少々手間がかかりますが、スウィングって良いですよね。
僕の場合、「この曲イイな!」って思う曲はスウィングされている曲が多かったりします。
曲のノリを作るために軽くスウィングを掛けるということもあります。
なにより、好きだな!と思うと、曲作りにも反映したくなりますよね。
皆さんの作曲活動にもぜひ活かしていただけたら幸いです。
それではまた。